六皿目はイベリコデベジョータ（100％純血のイベリコ豚）のセクレト（前脚の上部にあり一頭から600gしかとれないため「secreto(秘密)」と名付けられた希少な部位）を使った料理です。

セクレトは希少なだけでなく赤身とサシのバランスが良く旨味も凝縮した部位で、それに湘南ゴールドという柑橘の未熟果の皮、デーツ、にんにくなどを混ぜ込んだパン粉を付けて焼いています。
そこに秋縞ささげ、スティックセニョール、大和ルージュ（赤いとうもろこし）、ワイルドライスなどを添えています。ソースは湘南ゴールドの果汁を使いビガラード（鴨料理によく使われるオレンジソースの一種）のように仕立てています。

こちらはもう何よりも噛んだ時の衣のサクサク感とお肉のジューシーさを楽しんで頂けるようお作りしたシンプルな一品です。