先日のブログにも書いたように千葉県にあるタケイファームさんのアーティチョーク畑を見学させて頂きアーティチョークのあれやこれやを質問してきました。
2018年に瀬戸に来て1年窯業訓練校に通うだけのつもりがそれ以降も滞在することにしたのは「飲食複合施設を作ることを手伝って欲しい」という縁のある方からのお誘いがあったからでした。
その話を伺った時に「瀬戸にも特産物があれば」と思い、2020年からその候補としてark.farmでアーティチョークを栽培し始めました。
そして栽培3年目にしてようやく日本一のアーティチョーク畑を見学するに至ったわけです。
しかし実はこの見学の直前に「飲食複合施設」の計画が諸事情により白紙になりました。
もともとその計画の上に「特産物」が乗っかっていたので、見学する意義を若干見失っていたのですが、さらにタケイファームさんで現場を拝見し、お話を伺った上で、アーティチョークの大規模栽培は一旦保留することに決めました。
ただark.farmでのアーティチョーク栽培は続け、より美味しい料理や活用方法を研究していこうと思っています。
さて、さらっと「飲食複合施設の計画が白紙になった」とお伝えしましたが、実はこれはある意味「瀬戸にいる理由がなくなった」ということに近いのです。
本来、この「料理人の矜持」にてつらつらと書いてきた「総合芸術」なる料理を提供するレストランは伊豆の伊東で開店する予定でした。そして場所はどこであれその料理を提供することは自分の中での決定事項です。
果たして瀬戸でそれができるのか。ということはまだ判断できません。
が縁があり、畑、陶芸、製菓、テーラーメイドレストランと色々と動き出している瀬戸で「できればいいな」と思っています。
次回へ続きます。