辛ぱんだ

スパイス前菜3種

先日いつもお世話になっている同じ商店街のセレクトショップ「noveRuga(ノベルーガ)」さんの9周年記念を変形PANDA couture「辛ぱんだ」としてお祝いさせて頂きました。

「辛ぱんだ」はもともとnoveRugaさんのご質問「どんなカレーを作るんですか?」から始まった企画で、当初はカレーだけの予定だったのが私の凝り性が幸い(災い)して「スパイス料理の店」へと変貌を遂げました。

サモサ
バターチキンカレー

紅芯大根のアチャール、祝蕾のタルカリ、菜の花のサーグなどスパイス控えめなネパール料理から始まり、パクチーたっぷりのサラダに、インドネシアのサンバルソースと今が旬のびん長マグロを合わせた料理、インドの辛酸っぱいスープのラッサムやひよこ豆とじゃがいもをたっぷり詰め込んだ揚げ物サモサ、締めにはジャスミンライスを添えたシーフードグリーンカレーとミニナンを添えたバターチキンカレーをご用意し、マンゴープリンで終わる、という流れでお料理をご用意しました。

ご来店頂いた方々には楽しんで頂けたと思うのですが(そのうち2名様は「辛いものが苦手」という衝撃の事実が当日判明しましたが・・・)、それと同じくらい私も楽しませて頂きました。

今まで使ったことのなかったフェヌグリーク、カスリメティ、バイマックル、タマリンドやガランガルといったスパイスで料理を作ることはとても楽しく、そして勉強になりました。

シーフードグリーンカレー
マンゴープリン

特にフェヌグリークの使い方「焦がすまで炒める」という調理法は「スパイスは最後に加える」という普段の私の調理法とは正反対で(塩「胡椒」をして炒めることは絶対にありません)驚きました。

でもそれがきちんと成立していて、むしろ焦がす方が「苦味が消える」という謎の現象が起きます。本当に料理の世界も奥深いなあと改めて思いました。

また機会があれば「辛ぱんだ」開店します。改めましてnoveRugaさん9周年おめでとうございました。