シルバーファーンファームス ウワミスジ

シルバーファーンファームス ウワミスジ

※緊急事態宣言発出にともない本日5月25日はcafe甘ぱんだをお休みさせて頂きます。あわせてPANDA coutureも臨時休業しております。また緊急事態宣言が延長される可能性が高く、そうなった場合引き続き臨時休業をさせて頂きますのでご了承ください。

写真は先日のPANDA coutureにてメインとしてご用意した一品です。ニュージーランドのシルバーファーンファームスで育てられた牛のウワミスジをシンプルに焼き上げました。こちらの牛の特徴はなんといっても365日完全放牧による100%天然牧草育ちであるという点。ニュージーランドの肥沃な土地で育ったクローバーやライグラス、アルファルファ、コックスグラスどの栄養価のある牧草だけを食べて成長します。その間ホルモン剤の投入は一切なく、また抗生物質の使用量も最小限(病気治療に使用)に抑えられています。

ウワミスジはその名の通りミスジの上にある肩甲骨あたりの部位で、一頭からとれる量が非常に少ない希少部位です。肉質はきめ細かく上品な赤身で、イノシン酸とグルタミン酸を豊富に含み、「旨味」が多いという特徴を持ちます。

肉にはきのこの香りをつけた岩塩を軽く振り、グリルした野菜、ローストしたナッツ、ドライいちじくやプラムのソース、ビーツのピュレ(写真では野ぜりのピュレ)を合わせました。

2枚目の写真はお客様がお持ち込みされた赤ワイン、ドメーヌ・ステファン・マニャンのシャンボール・ミュジニーです。ヴィエイユ・ヴィーニュですが凝縮感は強くなく、口に含むと香りがパッと開いて柔らかい味わいがすっと溶けるようなワインで、繊細なウワミスジとの相性はよかったのでは、と思いました。

今回お持ち込みされるワイン3本を事前に伺っていたこともあり、料理と多少合わせることができました。久々にお酒と合わせることを加味した料理ができて楽しかったです(PANDA coutureにはドリンクメニューがないため)。

ドメーヌ・ステファン・マニャン